髪の毛も固形物の一種ですが、風呂場の排水口詰まりを考えた際に、1つの別のジャンルとして説明しなければならないほど原因の多くを占めているため、項目を別にしました。髪の毛は、性別、年齢関係なく、1日あたり50本から100本程度が抜けています。そしてその毛根から、新しい髪の毛が再び生えてくるのです。
引っ張られたわけでもなく自然に抜けた髪の毛というのは、抜けたと同時に床に自然と落ちるわけではありません。
ワックスなど整髪料を使ってセットしている場合、自然と抜けても他の髪の毛とくっついたまま落ちる事がありません。シャンプーをして洗うことにより、整髪料と一緒に日中に抜けていた髪の毛がシャワーで洗い流されるのです。つまり健全な状態でも、シャンプーによってかなりの数の髪の毛が排水溝に流されるということになるのです。一般的な洗い場の排水口には、髪の毛をキャッチするためのプラスチックの網のようなキャッチャーが付けられていますが、この部分はシャンプーをするたびに毎日掃除することをお勧めします。
たった1回のシャンプーでも、驚くほどの量の髪の毛がキャッチされていることがあります。
特に女性は髪の毛が長いので詰まりやすく、掃除を頻繁におこなう必要があります。
髪の毛がつまると洗剤カスや皮脂などの汚れが後から付着しやすくなり、排水溝や排水トラップを詰まらせる大きな原因になります。